圧巻! 柏崎の海上花火は日本一!

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大人も子供も、何となく心浮き浮き、ゴールデンウイークが目前です。

我が故郷の越後の野山も日増しに緑が濃くなり、爽やかな潮風が頬を撫でていきます。

大雪と格闘していた冬の悩みもどこへやら、自然の営みは正確に時を刻んでいることを実感しています。

 

ちょうど3ヶ月後の7月26日は、柏崎の年間行事の中でも五つ星である、「ぎおん柏崎祭り、海上花火大会」が行なわれる日です。

今回のつぶやきは、地元のPRを兼ねてお国自慢を少々・・・・。

 

「ぎおん(祇園)祭り」は、その名前のとおり当地の八坂神社に由来を発しています。

明治初年の八坂神社講中の記録に花火奉納のことが書かれているとのことですし、さらには江戸時代に桑名藩の飛び地領地であった当地陣屋の役人から花火について教わったとの伝承もあります。

さらには、八坂神社界隈が柏崎唯一の花街として栄えていたので、信仰と宣伝をかねた花火の打ち上げに異常な努力を払ってきたという事情もあるようです。

                (昭和32年発刊 山田良平著 「柏崎歳時記」より)

 

まつりの歴史的な経緯はともかく、さて本題の「海上花火」です。

 

夏の祭りを彩る花火大会は全国に数多くありますが、新潟県では近年「越後三大花火」と称する「川の花火-長岡」、「山の花火-片貝」、そして「海の花火-柏崎」が内外の

注目を集めています。

それぞれの地形を活かし、ある意味ではお互いに競い合いながら個性あふれる演出や心意気で頑張っているのは嬉しい限りです。

 

舞台は180度のワイドに広がる海面すべて、漆黒の日本海がより一層に花火の色合いを浮き立たせます。

しかも、目の前の至近距離にある防波堤が打ち上げ拠点で、花火の破裂音がヅシンと直にお腹に響きます。

 

 

平成12年に柏崎市は市政施行60周年を迎えました。

節目の年のお祝いにいろんな記念行事が行なわれましたが、そのひとつとして花火大会のフィナーレに「尺玉の600連発」なる超目玉商品を企画したのです。

当初は、市政の60周年にちなんで尺玉60連発を考えていたのですが、小千谷片貝の花火師の本田さんから「どうせやるなら、ギネスものの600連発にしませんか」とささやかれたのがそもそもの発端でした。

 

尺玉の600連発!・・・・、 想像出来ますか?

通常のスターマインですと、打ち上げ時間は概ね1分半です。

それが尺玉の600連発だとどうなるか?

延々と12分間に亘って、これでもか、これでもかと言う感じで打ち上げが続くことになります。

 

当初は、あくまで節目の年の記念行事のつもりで1年こっきりとする予定でした。

ところが偶々この年の花火を見た人にとっては度肝を抜かれると同時に、これが柏崎の花火の「定番」だと思われて翌年にも大きな期待が寄せられてしまい、止めるに止められなくなってしまった、というのが舞台裏の話です。

 

さすがに「600連発」だけはこの年限りとさせてもらいましたが、ハーフサイズの「300連発」としてずっと継続されるとともに、「3尺玉2発同時打ち上げ」だの「尺玉100発同時打ち上げ」だのといった新しいメニューも加わり、今や柏崎の海上花火はメジャー級に育ってきたと言っても過言ではありません。

 

花火としては全国ブランドの長岡あるいは秋田県大曲の方々もご招待して見ていただいたことがあります。

皆さんが、お世辞抜きに「これは、凄い!」と感嘆されていたのが印象的でした。

 

夜空の日本海を怒涛の如く圧する柏崎の海上花火大会に、是非一度おでかけください。

満足度100%で堪能していただけること請け合いです!

 

 


 

 

4月の中旬に書く予定の「つぶやき」が、なかなか筆が進まず今日に至りました。

次回は、5月の連休明けを目途に「フクシマを考える(3) ~ますます混迷を深める

今夏の電力事情(仮題))」を予定しています。

 

到来した佳き季節、どうぞ楽しい連休をお過ごし下さい。 

 

社長 西川 正純    

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このブログ記事について

このページは、西川 正純が2012年4月26日 09:26に書いたブログ記事です。

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